水でおいしい料理を作ろう

日本の水のほとんどが軟水です。水は日本の食文化とは切っても切り離せない存在でもあります。軟水をたっぷりと含ませて炊いたご飯はふっくらとしています。硬水を使って炊くとパサパサした食感になるのですが、軟水ならモチモチした食感を味わえます。また、軟水はダシを取るのにも最適です。昆布やしいたけのうまみを引き出してくれる効果があります。そのため、お吸い物や煮物といった昔ながらの和食に適しているのです。和食を生み出したのも軟水のおかげだと言えるでしょう。更には緑茶やコーヒーの香りや風味を楽しむにも適しています。

欧米では硬水が多く、もちろん硬水の特徴を生かした調理法で親しまれています。硬い肉や野菜を長時間煮込むシチューなどは硬水が適しています。じっくりと煮込むことで硬水に含まれるミネラル分が素材の中のアミノ酸と結び付いて味に深みが出るのです。硬水の多い地ならではの調理法として、米は炊くより炒める、肉や野菜はオーブンで焼いたりローストするのが基本です。フランス料理ではワインや生クリームを加えたり、水の料理として親しまれているイタリアのアクアパッツアなども硬水の土地ならではの料理です。

無色透明で無味無臭の水ですが、その種類によって料理の仕上がりも全く違ってきます。プロの料理人の中には水の特徴を生かして、料理内容で使い分けするという方もいらっしゃるようです。水は食材として、あるいは調味料のひとつとして捉えられていると言っても過言ではないでしょう。料理をおいしく仕上げるためにも水選びは大切です。自宅で手軽においしい水が飲めて、その上温水と冷水の両方を利用できるウォーターサーバーを取り入れると料理の幅も広がるのではないでしょうか。